どうもスワンです( 'ω')
今回はDIYでも欠かせない塗料についてのお話。
今時はホームセンターに行くといろんな木材が売っています。しかも安い!家具とかって買うと平気で数万円するのですが材料費だけでいうと思ってるよりも安い。もちろん手間賃や運送費が乗ってのお値段なので市販のものとDIYしたものを比べるつもりはないですが、1×4の2mくらいのSPF材なら数百円で手に入るし、やっぱり手間がかかっても毎日使うものなら自分にぴったりのサイズだったり痒いところに手が届くことができるのがDIYのいいところ。
特にSPFや集成材など低価格の木材はDIYの味方( ᐛ )و
もちろん湿気でシナりやすかったり、節が多かったりと安いなりの理由はあるわけですがきちんと買うときに選別して使えば十分なクオリティー。でもDIYやっていてみなさんけっこうお悩みになるのがなんともいえない素材の安っぽさかと思います。
ホームセンターで買ってきた板を置いただけで完成!
なんてのが実際一番早いし楽なのですが、そのままの木って乾いてくると木目も見えないしのぺっとしてかっこ悪いことが多いです。せっかく作ったのに部屋の中でも悪目立ち、なんてこともあるかもしれません。でもペンキやニスをベタベタ塗るのも相当上手くないとアラが目立つし安っぽい。じゃあどうすんのさ!ってことでそこで最近、木材を何倍にも引き立ててくれる木材用のオイルと蜜蝋ワックスを重宝しています。
今回は木材の塗料のことと、以前に書いた床DIYでも使用したオイル2種類をご紹介します。
さてさて。
前置きに、塗料についてちょっと小話。
Q.木材塗るならどの塗料がいいの?
ホームセンターにずらっと並んだ塗料の棚を見て「どれを選べば良いのかわからない!」と思う方も多いと思います。とくに初心者だと油性?水性?何が違うの!とぐるぐる売り場で悩むことになります。すげーざっくりまとめると塗料の用途はこんな感じ。
油性塗料
油分を中心に作られた塗料。メリットとしてはその耐久性が強く、乾くととても丈夫で水からもしっかり保護してくれるので屋外の屋根とかフェンス、ウッドデッキなどハードなシーンでも耐えれる強い塗料です。水もバッチリ弾きます。
デメリットとしては強い塗料なので色味が強いと木目を消しがちなのと、油性なのでテカテカになること(わたしはこのツヤが安っぽくて嫌い)最近はつや消しマットなども販売されていますが水性塗料に比べるとやはりツヤは隠しきれません。薄めるのも専用のペイント液が必要ですし洗剤で刷毛を洗っても落ちないのでこちらも専用液が必要。乾燥にも時間がかかり、匂いも強いので夜に部屋の中で塗ろうものなら換気扇を回さないと大変なことになります(;゚Д゚)ヒエー
ハードに耐えうるだけあって手間は他に比べて面倒。作りたいものが屋外のもので、且つお庭とか広い屋外の作業スペースがある人に勧めます。
水性塗料
水性の塗料。塗料の中でも個人的には一番扱いやすく水道水で濃度が調整できるのもお財布に優しい。匂いもほとんどなく乾きも早いものが多いので広い場所がない人や初心者におすすめ。ちょっとワザとらしい色づきをするメーカーもあるのでモノによっては安っぽくなることもある。不透明系と透明系で木目の出方がまったく違う。
水性なので防腐剤が添加されていれば木材が腐ることはないが、塗布後も水は染みるので水回りや屋外には適さない。木材によってはノリが悪かったりノリなどでコートされている部分が弾かれたりするので注意。
とにかく扱いやすいので最初に使うにはオススメ、色数が少ないのが難点でナチュラルないろにするならクリアぐらいしか選択肢がない。
ニス(艶出し)
油性塗料の透明板、クリアニスともいう。基本的な扱いは油性ニスと一緒。木材に浸透しないので表面だけがテカテカになる、乾燥に時間がかかる。本来は塗装の上に保護する意味で使用する。(ちなみに私はほとんど利用しないです)
オイル
油性塗料と水性塗料の間くらいのイメージ。木材には浸透しますがベースが油性なので水も弾くし木目もハッキリと綺麗に見えるようになります。サラサラとしていてムラになりにくく、水性塗料よりも自然な馴染みで高級感のある仕上がりになる。デメリットとしては値段が高め、油性なので乾きは遅めで匂いもそこそこある。お店で見るような木材に変身できる。
蜜蝋ワックス
天然のミツロウでできたワックス、自然な材料でできているので口に含んでも大丈夫なものもある。油性ほどではないがロウの膜によって軽い水であれば弾く。匂いもほとんどなくほんのり木材がしっとりする感じ。ものによってはぱっと見で変化がわからないこともあるほどナチュラル。デメリットとしては値段が高めなのと乾燥時間が遅めなこと。一度塗って乾拭きする必要があるなど手間もあるが自然な風合いを好むならこれ。
普段は水性塗料とオイルを使っているのですが、今回新たに試したかった「WATOCOオイル」と「蜜蝋ワックス」にチャレンジしましたのでレビューも兼ねて作業工程をまとめていきます。さて第一弾はWATOCOオイル編、いってみよう( ᐛ )و
WATOCOオイル
DIY界では有名なWATOCOオイル。オイルなのにサラサラとゆるいテクスチャーでムラになりにくく非常に塗りやすい。ちょっとお値段が張るのと消費が早いのが欠点ではありますがそれらを上回る使い勝手の良さと仕上がりは総じて高評価。
今回使用したのはナチュラル(クリアを除いて一番色がつかないもの)
とにかく今回はせっかくの無垢材に色をつけたくなく、木目が引き立つぐらいの自然な仕上がりを期待してこちらを購入。他にもダーク系の色づきが強いものはありますがどれも木目を生かすものが多いのでどんな色に仕上げたいかで決めればいいと思います。
さて、今回の作業で用意するものはこちら。
・WATOCOオイル
・刷毛(油性用)
・トレー(油が染み出ない入れ物であればOK)
刷毛は油性用を使用しないと毛が溶けたり抜けたりといいことないのでキチンと油性用を買いましょう。トレーはスーパーのお惣菜が入ってるやつで十分です。トレーに適量のオイルを出したら刷毛に含ませてどんどん塗っていきましょう。
塗りだしはこんな感じ。奥が塗った後で、手前が元々の木です。ほんのり色が変わって木目がハッキリ浮かび上がっているのがわかりますね(゚∀゚)!!!
写真の関係で結構赤っぽく写っていますが、実際はもっと自然でもともとの木の色が濃くなるような感じでした。今回は強い色もつかないし建物の支柱についても乾燥が遅いのですぐに拭き取ればOKなので養生なしでザクザク塗っていきます。(ダークブラウンとかの人は最低限養生した方がいいですね)
近場で見るとこんな感じ。
色の変化はこちらの方がリアルに近いです。
一通り塗り終わったダイニングがこちら。
移動用にトレーが乗っている2本分は塗り残してあります。退路を考えてからじゃないとお風呂とかトイレとか行けなくなっちゃうので気をつけてください(笑)
左右の木と比較してみるとぐっと木の雰囲気が変わったのがお分かりでしょうか( ᐛ )ムフフ
こちらがその後2ヶ月ほどして馴染んだ床です(良い写真がなくて日本酒のブツ取りですみません、笑)
イメージとしては塗った直後と比較すると、乾燥した後の方が色の変化が柔らかくなってナチュラルになりますので「あれ、塗ってみたら思ったより濃いぞ…(Ⅲ ゚д゚)ガーン」と思うかもしれませんがしっかり乾くまで1週間ほど待ってみましょう(笑)
今回ほとんど色づきしなかったので終わって自然すぎたかなーと思いましたが、塗布前の木材と比較すると風合いも色も木目も全然違うので結果大満足でした( ˘ω˘ )♡フフフ
最近はWATOCOオイル人気がうなぎ登りですが、レビューを見ていると匂いが苦手!という方も多いと聞きます。個人的には甘くてシナモンのような香りだなあと思いました。普段から劇薬の匂いを嗅ぎまくってるのでへっちゃらでしたが、洋服にまで着くと嫌なので3日間ぐらいは換気扇回しっぱなしで匂いは1週間ぐらい残ってました。1ヶ月くらい経ってほとんど気にならなくなりましたのでご参考までに。
以上WATOCOオイル編でした!みなさまの参考になれば幸いです。
次回、ミツロウワックス編に続く( ᐛ )و
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